肝炎の症状

肝炎は急性肝炎と慢性肝炎に分けられますが、急性肝炎が長期間続くと慢性肝炎と診断されます。 そんな肝炎には潜伏期と前駆期、それから黄疸期と回復期の4つの段階がありますが、突如吐き気、嘔吐を感じ、食欲がなくなると言った症状に見舞われることが多いようです。 お腹の右上あたりが痛む、熱が出る、煙草を吸っている人ならたばこがおいしいと感じなくなると言った初期症状が見られます。 数日たつと色の濃い尿が出たり皮膚や白目が黄色くなってきたりしますが、肝臓で作られた胆汁色素が血液中に溜まることで見られる症状です。 黄疸は1〜2週間後にピークに達し、2〜4週間で改善されていくことが多いようです。 なお肝炎はウィルスによって型があり、A型の場合は熱をよく出す、風邪のような症状が出ることが多いです。 B型肝炎は黄疸や発熱が出ますが、70%程度の人は症状が出ないと言われています。 C型肝炎の場合は発熱や食欲不振以外にも頭痛や関節痛が起こり、70%程度の人は慢性肝炎に変わっていきます。

肝炎の原因

肝炎の原因はウィルス感染が多く、日本で肝炎にかかっている人の8割程度が肝炎ウィルスによるものと言われています。 急性肝炎の4割ほどを占めるのがA型肝炎で便に混じってウィルスが排出され、衛生状態の悪い国や地域で感染することが多いようです。 B型肝炎は血液中にあり、傷口感染が一般的で昔は輸血感染が見られましたし、出産時の母子感染や医療関係者は針を刺すと言ったことでも感染し、ほかにも生交渉で感染する恐れがあります。 C型肝炎も血液感染ですが感染力は弱いので患者の血液に触る程度では感染することがほとんどありません。 感染するとすれば輸血感染とされており、一度かかると完治しづらく慢性肝炎になることもあります。

肝炎の予防と対策

血液感染するB型とC型は輸血感染がメインですから、現在は輸血前に提供者の血液をきちんと調べていますので問題ないと言っていいでしょう。 少しでも体調がおかしいなと思ったらすぐに病院を受診し、安静や食事療法を受け治療を進めていくことが大切です。 食事療法では低たんぱく食にして肝臓への負担を減らし、糖類補給をメインに1日1800kcalを心がけます。 治療中はアルコール摂取を避け、薬の服用も医師の指示に従い、もし普段から飲んでいる漢方薬やハーブなどがある場合は医師に相談することが大切です。 肝炎にかかっても、多くの場合は1ヶ月から2か月程度で回復すると言われていますが、症状が出ないという肝炎もありますので、早めの受診と治療が大切なのです。